大好きな番組のひとつに「あちこちオードリー」がある。先日の回でロッチ中岡さんのグルメトークに対して、大きく頷いたことがあった。
「高く払って食べるのが嫌」「美味しいの感動が少ない」
頑張って働いてコツコツとお金を貯めてその日の為に調整した上で、贅沢することはとても良い。でも日常に大きな贅沢は、もったいないのだ。
え?この値段で刺盛り5種類も?とか、串って2本くるんだ!だとしたら安くない?みたいな、値段に似つかないお得感や美味しさに触れている方が、「なのに」がある方が、生きている心地がする。喜びが身に沁みて、良い思い出となる。
とことん安く、手間をかけずにおつまみを、となれば欠かせない食材がある。
紅生姜とカニカマは人類を救う
大の生姜好き。生姜への感度が鋭い。刺激ある辛みに歯ごたえに、梅酢に漬け込んだ紅生姜も、甘酢に漬け込んだガリも、とにかく好き。
カニカマはサラダとか冷やし中華とかに入っているのももちろん好きだが、1番は天ぷら。未知なる底力を発揮してくる。
ということで、紅生姜はんぺん焼きにカニカマ揚げ、鰹のタタキユッケの3品。
紅生姜はんぺん焼き
袋に、はんぺん、刻んだ紅生姜、ネギ、片栗粉を入れて揉み込む。丸めたら熱したフライパンに並べて焼く。フワフワに仕上げるため、水を入れて蓋をして蒸す。
焼きすぎると冷めた時はんぺんが萎んでしまうから、サッと短時間で焼くのがポイント。
口いっぱいに紅生姜。はんぺんの磯の風味もほのかに伝わってくるから、このままでも十分に美味しい。
関西のたこ焼きのようにフワッフワで、ソースマヨをかけるのもありかも?
カニカマ揚げ
カニカマにマヨネーズと片栗粉、青のりをまぶして、油で揚げ焼き。調理時間5分の超簡単レシピ。
さくさく表面に包まれたカニカマが、チュルンとした歯ごたえを本領発揮する食感の楽しさ。揚げると2割増しで味が濃くなる気がする。
実家では天ぷらで食べること多かったから、今度は天つゆにつけて食べたいな。
鰹のタタキユッケ
市販の鰹のタタキを使って調理。鰹のタタキ、アボカド、ネギを刻み、豆板醤と生姜、ニンニク、醤油で味付け。よく混ぜて卵黄を乗せたら完成。
鰹の生臭さを消すには豆板醤がおすすめ。少し辛みもあって、パンチある味わいに。
卵黄にくぐらせれば、アボカドのネットリと相まって濃厚さが広がる。鰹のレアの部分の弾力を感じながら噛み締めれば、ビールに手が伸びる。
安かろう旨かろう
安かろう悪かろうなんて言葉があるが、安くてもその素材の良さをカバーする技術があれば関係ないと思う。
まぁ、たまに贅沢もしたいし、するけどね?