たまにガッツリとしたお肉を食べたくなる日がある。高カロリーなものほど食後の幸福度が高まるので、むしろヘルシーなのではないか。元気になって心が軽くなるから、もしかして食べれば食べるほど痩せる…?
ガッツリお肉となると焼き肉やステーキと想像しがちだが、ワンハンドで食らうことができる魅惑のお店がある。お肉好きには堪らないビジュアルと、見た目以上の美味しさは衝撃覚悟。
下北沢のアパレルが経営するアメリカンダイナー
下北沢のアパレルブランドSTABLERが手掛けたアメリカンダイナー「STABLER meatsand」。恵比寿にも店舗がありテイクアウト用の窓口もあるとのことだったので、行ってきた。
テレビで時々取り上げられているのを見て、ずっと食べてみたかったお店である。
恵比寿駅西口から恵比寿銀座通りの中腹にある。思ったよりもこじんまりとした店舗ではあるが、店舗とテイクアウトの入口が明確に書かれておりとても分かりやすい。
テイクアウト窓口の横には外看板が置かれていて、断面図からメニューを決めることができる。テイクアウトにすると100円引きらしい。
二度見必至の大ボリューム
ここは王道に「下北沢ミートサンド」のダブルサイズを注文。ちなみにシングルサイズは150g、ダブルサイズは300gのお肉がサンドされているとのこと。お肉をグラムで表すことよくあるけど、未だにボリュームの想像がつかない。だが、単純にシングルの倍と思ったら、なかなかの量なのだろう。
テイクアウト窓口はキッチンの中でもあるようで、待っている間に調理工程が全て見えた。え、あれ私の注文した分?と眼を見張るほどの肉の多さに戸惑いながらも、できたてを受け取り公園へ急ぐ。
ガシガシ肉を食べてる!と感じるサンドイッチ
見よこの断面の美しきこと。サガリという牛の横隔膜の筋肉の部位で、柔らかい肉質と適度な脂がある肉を細かくカットして見事にサンド。肉肉しさとはこのことと言わんばかりのアピールぶりに、焦る心を落ち着かせて食らいつく。
トーストがサクッと噛み切れて、お肉ゾーンに突入してからはお肉の脂がジュワ、ジュワ。とにかく噛み応えがすごい。
カットされていても1つ1つが大きく、ガシガシ噛み締める度に旨味が溢れ出てくる。味付けに少し酸味のある醤油ベースのソースと粒マスタードがたっぷり塗られているが、それよりも美味しい肉の味が勝る。
これはサンドイッチではなく、肉料理だ。口や顎全体を使ってお肉そのものを食べている。
表面をサクッとトーストした食パンが肉汁を吸い込み、後半はまた違った食感で口当たりも優しい。かぶりついても肉がこぼれ落ちないように、包み紙にはがっちりとテーブが巻かれていて、安定感有り。お店の配慮に拍手したい。
豊富なメニューとお酒に心躍る
お酒は家に余っていた発泡酒を持ってきてしまっていたが、テイクアウトでもビールを注文できたそうだ。
お酒の種類も豊富だったのと、店内も落ち着いていてひとりでも行けそうだったので、イートインリベンジをしたいと思う。
近隣公園「恵比寿公園」
お店から徒歩3分。裏路地にあるのが「恵比寿公園」。
飲食店街の喧騒から一転、子どもたちの元気な遊び声が響くきれいな公園だ。ベンチも多く、ゆったりとした気持ちで休憩できる。夜は少し薄暗いが昼間なら安心して行けるスポットだ。