あの日、君は何をした?
どうして死ななくてはならなかったのか?
北関東の前林市に住む主婦、水野いづみ。
主婦としての生活に幸せを感じながら、家族4人仲良く暮らしていた。
中学生の息子大樹が、連続殺人犯と間違われて事故死してから生活は一変とする。
県内一の進学校に進学するはずだった優等生の大樹が、なぜ深夜に自転車に乗って外にいたのか。
警察から逃げるような行動をしたのか。
15年後、新宿区で若い女性が遺体で見つかる。
女性の不倫相手である百井辰彦が重要参考人としてあがるが、所在は不明であった。
妻の野々子は辰彦が行方不明であることも、家に警察が来たことも家族に伝えていなかった。辰彦の母智恵は、野々子を不信がりながら必死に息子を探す。
新宿区の事件を調べるたびに、前林市の事件の知り合いが浮上する。
2つの事件は果たして繋がっているのか?極上の推理ストーリー。