ラー油ってどうしてあんなに美味しいのだろうか。とりあえずラー油をかけておけば、香ばしさと薬味の旨味が醸し出されて、料理が格段に美味しくなる。
調味料好きな私が、もう幾度となく買い足しているラー油がある。今日はそのラー油を使って、ビールを決め込んだので備忘録として残しておこう。
アジアの屋台と錯覚する
茶色と緑色しかない晩酌セットになってしまった。でも味の被りはないので、トータルバランスは良いと思うことにしよう。
メインは夏野菜と山芋のベトナム風、副菜で新じゃがのり塩フライ、かいわれ大根と薬味の冷奴。途中まではハイボールにしようと思っていたが、メインを作り終えた瞬間にビールだろうとシフト変更。
かいわれ大根と薬味の冷奴
かいわれ大根、ネギ、大葉、桜エビ、炒りごま、すりおろし生姜、醤油を混ぜ合わせて絹豆腐にぶっかける。あっさりとした味付けが、胃袋をこじ開けるのにちょうどよい。
かいわれ大根のツンとした辛味がまずはきて、豆腐のまろやかさで中和される。桜エビの香りが口奥に留まり、お酒をグビグビいきたくなるいいおつまみだ。
炒りごまは入れれば入れるほど美味い。香ばしさと辛味と甘味、全部を一気に口の中で堪能できる。
新じゃがのり塩フライ
新じゃがをカットして水にさらしてアクを抜く。キッチンペーパーで水気をしっかり拭き取ったらそのまま素揚げ。じっくり火を通しながらきつね色になるまでコロコロ転がす。
揚がったらしっかり油を切って、鶏ガラの素と青のりをまぶす。
素揚げしてることにより表面はカリカリ、中はホクホクになり、食感が絶妙でおいしすぎる。のり塩の加減も次から次へと口に運んでしまう病みつきポテト。
新じゃがのまろみ、じゃがいも本来の味は、大人から子供まで大好きな味。おやつでも活躍すること間違いなし。
夏野菜と山芋のベトナム風
ナス、オクラ、山芋を食べやすい大きさにカットする。豚ひき肉を炒め半分火が通ったところでナスを投入。ナスが鮮やかな紫色になり艶っぽくなってきたところで、オクラと山芋を入れる。
醤油と鶏ガラの素を少量入れ、全体がクタッとしてきたら、味の決め手。
リピート確実のベトナムラー油「サテトム」
ベトナムラー油「サテトム」。大豆油、赤唐辛子のほかに、レモングラス、魚醤、乾燥エビなど、アジアを代表する旨みと香りが自慢の食材が詰まっている、最高の調味料。これをいれるだけで一気に異国料理に変身する。
エビの魚介と唐辛子の辛さが、ビールに合いすぎる。ベトナム行ったことないけど、ベトナム屋台で昼から飲んで仕上がっている気分になれる。
カルディで見つけた調味料で、何回買い足したかわからない。アジア料理が好きな方には全力でおすすめする。
好きな野菜を好きな調味料で味付けした、エンドレス飲酒必至のおつまみ。サテトムの異国情緒溢れる味わいがひき肉と野菜に染み込んで、どこを食べたって美味しい。
ひき肉から出る脂をナスに吸わせたことで、ジュワジュワトロトロの塊に。ひき肉にはラー油の絡みがまとい、淡白な山芋と一緒に食べれば辛味が苦手な人でもちょうどよくなる。
オクラの食感とほのかに感じる甘味が全体を包み、おかわりが欲しくなる。これは胃袋を掴むのにもってこいだ。
万能調味料だからこその美味さ
市販の調味料は、惜しげもなく使っていこう。美味しさが即確定する。香りで唾液が止まらなくなる。料理ひとつで旅行気分も味わえるんだから、インドアも悪くないな。
さて、2杯目はハイボールでもいただこうか。